日野エリア内初!ハイブリット舗装を施工しました
興奮気味でタイトルを書きましたが、ハイブリット舗装…と言われても??
ですよね。
まず、一般的な舗装の構成についてお話したいと思います。
皆さんが普段なにげなく車を走らせている、あるいは歩いているアスファルトの道。
あの下、実はいくつもの異なる材料からなる層がミルフィーユ状に重なっているんですよ。
図にすると、こんな感じです。
一番上の”表層”の部分に注目して下さい。
通常は1度の打設で1つの層の仕上がりです。
これに対して、今回施工したハイブリット舗装がこちら。
分かりますか?
一般的な舗装構成でいう一番上の表層の部分が
上下に分かれてそれぞれ別の機能を持っているんです。
上部が排水層、
下部が遮水層となっています。
そしてこの2つの層はそれぞれ分けて打設するのではなく、
1度の打設でこの2つの層を構成してくれる!
これがハイブリット舗装と呼ばれる所以なんです。
どんな効果があるかというと、
①視認性UP
表面の排水層は通常のアスファルト舗装に比べて
空隙(すき間)が多いのがわかりますか?
このことにより、路面に水が溜まりにくく、
雨天時の水はねを防ぎ、それに伴い視認性UPも期待できます。
②スリップが起こりにくい
空隙が多いということは、タイヤのすべり抵抗がUPします。
坂道やカーブでのスリップが起こりにくくなるんですね!
③路面凍結防止機能UP
冬場において、表面の空隙に凍結防止剤が入り込むことで
凍結防止剤の残留効果がUP!
積雪寒冷地での安全性確保に期待されているんです。
いいこと尽くし!
特に、悪天候時や積雪寒冷地での効果を読むと
安全性がぐっと高まる気がして、安心感が増しますよね。
今回施工した日野郡江府町下蚊屋という場所も、
標高600mほどあり、積雪が多い地区です。
地元車両はもちろん、サントリーの水工場がすぐ近くにあるため、
配送トラックがメインで使う道。
意外と交通量が多いんですよね。
雪が多いと予想されているこの冬を、
ヒヤッとすることなく安全に過ごしたいものですね。