出ノ上川砂防堰堤工事(流路工2工区)
鳥取県日野郡江府町佐川
工期:2024/3/15~2025/1/6
工事概要
流路護岸工
・土工:V=2,130㎥
・1号床固工(本体・垂直壁・側壁・水叩):1基
・2号床固工(垂直壁・側壁・水叩):1基
本工事は、4期にわたり整備されてきた出ノ上川砂防堰堤事業の下流側の流路を仕上げる内容でした。
既設構造物との取り合いや接続精度が求められる中での施工となりました。
工事中には、豪雨によって掘削済み箇所が一時的に水没するトラブルも発生。
急な天候変化への対応や復旧作業が必要となり工程にも影響が出ましたが、
他現場の担当職員の力も借り、チーム一丸で乗り切ることができました。
設計面でも工夫を行い、当初は大型ブロックで計画されていた流路の側壁工について、
テラセル擁壁への変更を提案させていただきました。
これにより、施工性が向上し、工期短縮につなげることができました。
また、現場は住宅やお寺のある地域の上流。
進入路は、地元住民の皆さまの生活道路としても使われている他、
国道との出入り口は車はもちろん人の往来もあるため、
ダンプトラックとの接触事故などが起きないよう、日々安全管理と注意喚起に細心の注意を払いました。
さらに、地域の方へ理解を深めてもらうため、月に1度工事の進捗状況をまとめた案内文を配布。
工事の内容や車両の通行、騒音に関する情報を共有しながら、施工にあたりました。
地元の皆さまのご理解とご協力もあり、無事故・工期内に現場を終えることが出来ました。
ありがとうございました。